2025年10月22日水曜日

中学校の先生が小学生に教えるよさ~いわゆる小中連携の話

 小学校の先生は広く浅く、中学校の先生の狭く深く

子どもたちにとっては専門家に習うことはとてもよい経験になります。特に音楽や図工、体育などの技能教科は、専門家ならではの指導が魅力です。そして、専門家だけに、ほめれもらえるとさらにやる気になります。

本校にも西中の音楽の先生をお招きしました。

学芸会の合唱指導です。子どもたちの歌声は、当日聞いていただいた通りです。


学芸会当日1週間前の練習です。子どもたちは、歌詞を覚え、声も出るようになってから、さらに上を目指します。

さあ、音楽の専門家、中学校の先生の登場です。


1回、歌ってみてください。


中学校の先生に促され、歌ってみます。

私からすると、気持ちが歌に乗り、聞いていて気持ちいい歌声です。

高学年男子の声もしっかり聞こえます。


歌い終わったら、専門家からの感想


声が美しいですね。嬉しい気持ちになりました。聴いている人は感動すると思います。

決して、悪いことはいいません。

これから、指導するうえで、子どもの心に言葉を届けるためです。

最初から嫌なことをいう人の指導は、子どもも受けたくないですから。


さあ、さらに良くするために専門家は、こう言いました。


2つのパートに分かれるところの音量を合わせるところを練習しましょう。


2つのパートに分かれるところから声の出し方を確認し、伸ばすことや音量を調整します。そして、この調整が全体を変化させます。この辺が、専門家のすごさです。


専門家の指導を受けてから、子どもの歌声がさらによくなったことは、言うまでもありません。


そして、この練習を受けて、小学校の先生が丁寧に指導することで当日の歌声に仕上がりました。


小中連携のよさでした。






2025年10月18日土曜日

靴箱から見えること~細かい校長でごめんなさい

 学芸会特別日課がはじまり、子どもたちの気持ちも少し、ふわふわする期間です。

毎朝、子どもたちを玄関で出迎えているのですが、履いてきた靴を靴箱にしまう際に投げるように入れる子どもがいます。もちろん、靴箱の中で、左右の靴が乱れています。

「靴があっち、こっちを向いてるよ」声を子どもにかけてみます。

ニヤッとして、靴をそろえて入れなおします。こういうところが西小の子のいいところです。私とその子のやり取りを見ていた別の子は、自分の靴だけでなく、友達の靴も整え始めます。こういうところも西小の子のいいところです。あっという間に整頓された靴箱になります。私は、それを見て、「気持ちがいいね」と独り言。

次の日も子どもたちを出迎えます。昨日、投げるように靴を靴箱に入れた子が靴をきれいに並べて私の前に来ます。「靴箱大臣、ありがとうございます。」私が声を掛けます。その子は、うなずいて教室に向かいます。

それから、1週間、靴箱は靴箱大臣のおかげで、毎日、きれいです。

週が明け、月曜日。いつも通り、子どもたちを玄関で出迎えます。先週のことはすっかり忘れたのか、靴は、投げるように靴箱に。習慣にするには、期間が短いのです。

次の日、靴箱大臣が靴をしまう前に声を掛けます。「今週の靴箱は、どうですか?」靴箱大臣は、あっ!という顔をして、丁寧に靴をしまいます。

それから、この週も靴はきれいにしまわれました。

子どもは、一回言ってもできません。しばらくできてもできなくなります。習慣化には時間がかかるのです。だから、学校では、定期的に声をかけます。

靴箱がきれいな学校っていい学校な感じがしませんか




シャッフル授業!担任以外が授業をすると子どもも担任もいいことがありました~西小マウンテン2025

 1年生教室に2年生担任。 2年生教室に3・4年生担任。 3・4年生教室に5・6年生担任 5・6年生教室に1年生担任。 シャッフル授業は、指導者を入れ替えて授業を行う試みです。 子どもたちにとっては、多様な学びの体験。 教師にとっては、全員ですべての子どもを育てることの意識強化。...